20140422_toita_02すでに大きな話題になっていますので、ご存知の方も多いと思いますが、戸板中学校・戸板女子高等学校(世田谷区・女子校)は、「平成27(2015)年度より共学化し、校名を三田国際学園中学校・高等学校とする」ことを、先の4月21日に同校のWebサイトで公表しました。

「三田国際学園に生まれ変わります」と題された、同校Webサイトの入試関連情報のページの文中の「ご報告」部分では、「戸板中学校・戸板女子高等学校(学校法人戸板学園)は平成27年度4月1日より『三田国際学園中学校・高等学校』と校名を変更し、共学校として第1期生をお迎えすることとなりました。」と述べられています。

これに続いて、今回の大胆な改革の理由(背景)が述べられていますが、そのなかでとくに注目したいのは、「グローバル社会の多様性の中で羽ばたき、ジェンダーフリーの社会の中で活躍できる人材を育てる」という考え方でしょう。同校の建学の精神と、時代の要請に適うものとして、同校は共学化に踏み切ったといいます。

さらに、新たな校名「三田国際学園」については、「…本校のルーツとなる「三田高等女学校」建立の地である「三田四国町」(現在の港区芝)にちなみ、「三田」に発祥した本学が「国際」=グローバル社会で活躍する人材を育てるという想いを込めて「三田国際学園」と変更することになりました。」とあります。

戸板学園の中高部が、かつての港区三田の校地から、現在の世田谷区用賀の新キャンパスに移転したのが平成20140427_toita_kouti_015(1993)年。それから20余年を経て、再び、創立時の「三田高等女学校」の校名の一部が冠せられ、国際化社会で活躍できる人材を育てる男女共学の私立中高一貫校として、新たに生まれ変わることになります。

その新たな「三田国際学園」で展開される教育がどのようなものか、首都圏模試センターWeb限定版「私学の魂」のコーナーでは、早くも学園長の大橋清貫先生のインタビューを中心に、その概要をご紹介しています。20140427_toita_shigaku_01

改 革の目玉ともいえる男女共学の「インターナショナルコース」では、英語のシャワーを浴びるイマージョン教育を導入し、学校全体の授業スタイルとして、 PIL(Peer Instruction Lecture 生徒教え合い授業)とPBL(Problem Based Learning 問題解決型学習)という相互通行型の授業を行うなど、生徒が自ら「問題解決能力」と「思考力」を育んでいける新生「三田国際学園」。

この共学化と校名変更、学校改革が、来春2015年入試の人気動向に及ぼす影響は、折りしも、「グローバル化」や「理系進学」がひとつのキーワードになっている現在だけに、かなり大きなものになることが予想されます。

そして先頃、戸板中高のWebサイトでは、その新生「三田国際学園」の概要が、「創造と発想を教育の柱にする~『三田国際学園中学校・高等学校+誕生~Spring 2015 校名変更 共学化予定」と題されたコーナーで明らかにされました。

いよいよ来春のスタートに向けて本格指導する同学園。いま、私学ならではの「創立理念の掘り起こし」と、その理念の「現代化」、さらに「脱20世紀型授業を宣言し『21世紀型授業推進校』となります」と明言して「教育理念の未来化」までを実現しようとする新生・三田国際学園への注目がどれくらい高まるか、いまから楽しみです。

(日本Web学校情報センター所長/北 一成)