20140120_seitokudaifuzoku_tekisei_01首都圏でも2005年の都立・白鷗高等学校附属中の新設を皮切りに、それ以降すでに東京には11校、神奈川に4校、千葉に2校、埼玉に2校の公立中高一貫校が設立されてきました。

そうした公立中高一貫校の新設ラッシュを受けて、この2~3年の間に東京都内では、これら公立中高一貫校の受検者も私学の併願ができるようにという狙いで、「適性検査型」「公立一貫対応型」「思考力型」という呼称での入試を新設する私立中高一貫校が増えてきました。

そうした状況のもとで、来春2015年入試から、千葉では初めて聖徳大学附属女子中(松戸市。女子校)が、神奈川でも初めて横浜中(横浜市。男子校)が、「適性検査型入試」を実施します。

千葉県で初めてとなる聖徳大学附属女子中の 「適性検査型入試」は、千葉入試のスタート日である1月20日(火)の午後15:00から、本校会場と幕張会場(幕張メッセ)で、募集定員女子10名〈S 選抜クラス・特待含む〉で行われます。合格発表は試験翌日の1月21日(水)、入学手続き締切りは2月7日(土)までとなっていますが、東京都の公立中高 一貫校の受検者は、公立校の合格発表の翌日まで(公立校の受検票を提示のうえ)手続きを受け付けてもらえる形になります。

これによって、同じ千葉県内の千葉県立千葉中学校千葉市立稲毛高校附属中学校の受検者だけではなく、千葉に隣接する都内エリアの、都立・両国都立・白鷗都立・小石川千代田立・九段などをはじめ、都内の公立中高一貫校を受検する小学生にとっても、本番前の「力試し」として併願しやすい入試となりました。

この「適性検査型入試」の導入の目的について同校は、説明会などで下記のメッセージを発信しています。
「本校は開校以来、心は人間関係の中でこそ磨くことができるという考えのもと、人と人とのかかわりを多く持つことができるように配慮した、心を育む教育活 動(セカンドカリキュラム)を取り入れています。適性検査型入試により、物事の関係性や関連性を鋭く見抜き多角的に捉えられる生徒をより多く迎え入れ、学 校の核となるリーダーとして育成したいと考えています。その活躍によって、他者への気遣いのできる校風をさらに浸透させ、私たちの建学の精神である「和」 のより高次での体現を目指しています」

聖徳大学附属女子中の2015年「適性検査型入試」の案内PDFはこちら(→20150120_seitokudaifuzoku_tekisei.pdf)。

一方、神奈川県で初めてとなる横浜中の「適性検査型試験」は、神奈川の入試スタート日である2月1日(日)午前に実施。一般の1次A試験と同じ8時から、募集定員男子20名で行われます。

同じ神奈川に設立された公立中高一貫校のなかでは、横浜中の近くのエリアに横浜市立南高校附属中があり、横浜中の「適性検査型試験」の問題は、市立南高校附属中と似た形式のものを出題する予定とのことです。もちろん、川崎市立川崎高校附属中や、県立相模原中同平塚中の受検者にも「力試し」としての受験や併願校のひとつに組み入れてもらうことを歓迎したいとのことです。

横浜中の2015年「適性検査型試験」に関する内容を含む「入試関連Q&A」PDFはこちら(→20150201_yokohama_tekisei.pdf

現在の小学校5年生が中学受験に挑む2016年には、千葉県では、県立東葛飾高等学校が中学を新設し、併設型中高一貫校となる予定です。また現在の小学校4年生が中学受験に挑む2017年には、神奈川では、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校が中学校を新設する予定といわれています。

こうしてこの先、千葉にも神奈川にも公立中高一貫校が増える見通しのなか、新たな中学受検(受験)者層に対し、公立一貫校だけでなく私学にも目を向けてもらうことができるよう、両校は県下で他に先駆けて、そうした道を拓いてくれた存在という見方もできるでしょう。

千葉・神奈川の両県内にお住まいで、現時点では「公立中高一貫校だけしか受検しない」と考えている小学生とその保護者にこそ注目していただきたい、私学の新たな「適性検査型」入試の機会です。ぜひ、こうした機会を生かしていただくことをお勧めします。